すきな樹(き) 2002.9.15

アベマキ

すきな樹(き)のもくじへもどる    

 


アベマキ(ブナ科コナラ属)
     Quercus variabilis

 別名はコルククヌギ。山地に生える雌雄同株の落葉高木。樹皮は押すと弾力があり、コルク材や薪炭材としても利用されました。現在では椎茸の原木として利用されることが多いようです。葉うらに毛を密生し灰褐色であることからクヌギとは区別できます。公園などでも、たまに見られます。
  春に花が咲き、その翌年の秋に堅果(どんぐり)が実ります。

@@
アベマキとクヌギの"ゆん流見分けかた"は、アベマキとクヌギの見分けかたのページを見てください。

どんぐりの名前をさがそう    


2002.10.19

 9月22日にとった写真ですが、アベマキのどんぐりがけっこう落ちていたので、見てみてください。


殻斗(かくと=どんぐりのぼうし)に
入っているどんぐり▲      
 
殻斗(かくと)から出てきたどんぐり
 

どんぐりの おしりのようす▲

いろんな色のどんぐり
黄緑色のところは、だんだん茶色になります 
うすい茶色のどんぐりは、早く落ちてきたもの
どれも同じアベマキの樹(き)から落ちてきた 
どんぐりだと思います           

 左の写真は、9月23日のどんぐり
芽のようす。

 冬芽が3つと、今年どんぐりになるの
がひとつ、来年どんぐりになるのがひと
つ、ついています。冬芽は来年の春に枝
としてのびてきて、花をさかせると思い
ます。

 


2002.9.15

 仕事場の庭にアベマキの樹(き)がやってきました。つゆの前に植えられたと言うのに、今年の夏の干ばつでへなちょろの葉っぱと実です。普通なら、大人の手の長さくらいの葉になるのですが、指1本分の長さしかありません。写真のようにどんぐりの赤ちゃんもできていますが、なんだか形が変です。

 まぁ、とりあえず、かんさつしてみましょう。

 アベマキは、クヌギカシワのように大きくコロンとした、どんぐりがなります。でも、どんぐりがまだ小さい赤ちゃんの時は、写真のように殻斗(かくと)というものにつつまれています。殻斗(かくと)のことを、「どんぐりのぼうし」という人もいます。殻斗(かくと)は、虫や病気などからどんぐりを守っているのだそうです。もう少ししたら、殻斗(かくと)のまん中あたりから、どんぐりが顔をのぞかせると思います。

 それから、アベマキとクヌギは、どんぐりだけだと、とても見分けがつきにくいのです。葉っぱだけでもむずかしいかもしれません。アベマキの葉っぱのうらに毛がたくさん生えていて手ざわりがクヌギとはちがうといいますが、見分けるポイントは色です。色でくらべてみてください。アベマキは茶色がかった白っぽい色で、クヌギは黄緑色です。ゆんにとってわかりやすいのは、ミキですね。色と形。ただ、おすと消しゴムをおしたような感じになると書いた本もありますが、ギュゥっとおさないといけないし、あまり分からないかもしれません。くわしくは、アベマキとクヌギの見分けかたのページを見てください。

 


すきな樹(き)のもくじへもどる  トップページへトップページへ どんぐりの名前をさがそう