すきな樹(き)2002.8.31

クヌギ

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クヌギ(ブナ科コナラ属)Quercus acutissima

 櫟あるいは椚。名前は国木がなまったものといわれています。雌雄別花の落葉高木(10〜15m)。アベマキのような細長い葉(10〜15cm)をつけます。葉裏がアベマキが灰褐色なのに比べ、クヌギは淡緑色となるので区別ができます。堅果(どんぐり)も大きく横に張った形で2年型、2cmを越えるものもあります。シイタケのほだ木に利用するほか、樹液にはカブト虫やクワガタが集ま

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アベマキとクヌギの"ゆん流見分けかた"は、アベマキとクヌギの見分けかたのページを見てください。

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   ここは1ページめ(花、葉、幹(みき)) です  2ページめへ(実)

2004.8.22

 夏休みになると、カブトムシやクワガタのせいか、クヌギのページに来る人が多い。つかまえるときに、どの樹(き)によってくるのか、調べているのかな?

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 クヌギは、春に花がさきます。花とはいっても、「きれいな」というわけでもなくジミなんですが、雄花(おばな)は たくさんさきます。雌花(めばな)は葉っぱのつけねに、ところどころありますが、よくさがさないと小さくて分かりません。
  下の写真は、同じ4月27日の花のようすです。


ちょっと弱っている樹(き)の花。
雌花(めばな)をさがしたけど、 
なかった。          

わりと元気な樹(き)。    
ところどころに雌花(めばな)が
ありました。        

わりと元気な別の樹(き)。 
もう、雄花(おばな)が枯れて
きています。       

 花がさいたあとの雌花(めばな)は、次の年の春まで小さいまま(直径5mmくらい)、冬ごしします。次の年の春に、あたたかくなってきて、やっと だんだん大きくなるので、2年型です。


いろんな大きさのどんぐり

手を お皿にして、どんぐりをのせてみました。
まん中のは虫食いです。

 クヌギの葉っぱや幹(みき)のようすは、アベマキとクヌギの見分けかたのページにくわしく書きましたが、樹木(じゅもく)園でとった写真がまだあったので、ここにおいておきます。


5月終わりころの葉っぱのようす。


こっちの別の樹(き)の葉っぱは、
けっこう大きい。
手で持っている葉は、うらがわに
なっています。     

幹(みき)の直径は25cmくらい

 


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