すきな樹(き) 2002.9.17

スダジイ

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スダジイ(ブナ科シイノキ属)
  C. cuspidata var.sieboldii

 イタジイあるいはナガジイとも。雌雄同株の常緑高木(20〜30m)。一般的に「椎(シイ)の木」と言われているのは、このスダジイが多いようです。暖地の山地に生えていますが、庭や公園にもよく植えられています。葉は革質で互生し、上半分に波上の鋸歯があります。幹は大木になると縦に裂け目ができ、直径3mにもなります。堅果(どんぐり)は、殻斗に覆われ、成熟すると上方向から3つに割れる2年型。

どんぐりの名前をさがそう


2002.12.23

 今日、樹木(じゅもく)の見本園でスダジイの葉っぱのうらの写真をとってきました。このスダジイの樹(き)は葉っぱがふつうのより大きい感じですが。

 スダジイの葉っぱは、表から見てもそんな変わった葉っぱには見えませんが、うらがわを見てみると、少しテカッと光っていて白っぽいけど、赤っぽい茶色に見えます。

 


2002.12.16

 10月27日にとった、スダジイの実(どんぐり)の写真です。

 今では、もうスダジイの実はシイナ(=中身の入っていない実のこと)や殻斗(かくと=どんぐりのぼうし。スダジイは、どんぐりをつつんであったものが、殻斗(かくと)です。)くらいしか落ちていません。10月27日でも、ほとんど樹(き)の上にはどんぐりがありませんでした。

 でも、よ〜く見てみると、左の写真のように殻斗(かくと)からどんぐりが顔を出しているのや、まだくっついているのも、ほんの少しですがありました。あと、右の写真のように、殻斗(かくと)だけくっついているのがありました。

 さて、まだ、いくらかどんぐりも地面に落ちていたのですが、スダジイのどんぐりは、まだ青いどんぐりのうちから殻斗(かくと)の先っぽが割れて、顔を出しているのが多いみたいです。それからも、しばらく樹(き)の上にいて茶色くなるみたいです。それから、けっこうどんぐりは毛深いみたいで、よく見てみると細い毛がたくさん生えています。

 あと、さっきお話した"シイナ"のどんぐりですが、一番右の写真になります。中はゴミみたいなのがつまっていて、中身(ちょっとくりっぽい感じ?)がありません。手に持ってみるとほかのどんぐりと比べて軽いので、わかります。

 では、写真をいろいろのせておきますね。


殻斗(かくと)の
中のどんぐり

どんぐりにはたくさん
細かい毛が生えてます

なんとな〜く
かわいい形★

これが、シイナ
中身がないンです

 


2002.9.17

 またまた、いつもの科学館でとった写真です。まずは、葉っぱから。

 大人の手の指くらいの長さの葉っぱで、先っぽのほうかが、ちょっと波打ったようにギザギザになっています。このギザギザはほとんどないようなものもあります。

 次に、ミキのようすです。ちょっとコケみたいなもの(地衣類(ちいるい)というものかもしれません。)が生えていますが、黒っぽい色をしています。けっこう、つるつるですが、大きくなってくると、たてにさけ目が入ってきます。ちょっとヒマラヤスギのミキとにている感じになります。

科学館の近くに公園があって、スダジイの樹(き)はないかな‥‥?と、さがしてみると、ありました、ありました。車をおいてあるところに10本もあったでしょうか?枝のあちこちに実をつけていました。

 中には、どんぐりがちょこっと、顔を出しているのもありました。

‥‥秋がもうすぐそこまで来ているのかな?


左下に写っているのは、私の手。
大きさをくらべてみてください。


気の早いどんぐりが、
もう、顔をのぞかせていました。

 


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