大きな図鑑を見てみると、「托葉(たくよう)はふちにギザギザがない」と書かれていました。ちょっと、私が見たヤマイバラのちがうみたいなので、托葉(たくよう)について、もう少しくわしく見てみましょう。 ***** まず、ヤマイバラの葉のつき方ですが、太い枝から枝わかれしてのびてくる枝に、右の写真の1→2→3の順に葉っぱがひらいてきます。1は、小さい葉っぱが3枚で、ひとつぶんの葉っぱになります。2と3は小さい葉っぱが5枚で、ひとつぶんの葉っぱです。 このうち、1の葉っぱを見てみましょう。 |
これが、1の葉っぱの「托葉(たくよう)」を大きくした写真です。葉っぱのじくをつつむようにして、手をあわせたような形をしているのが「托葉(たくよう)」です。赤いギザギザに見えるのは、腺点(せんてん)というものだそうです。
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この写真は、べつの1の葉っぱの「托葉(たくよう)」を大きくした写真です。 上の写真よりももっと、はっきりと腺点(せんてん)がわかります。 写真をクリックすると、大きくなります。 |
次に、2や3の葉っぱの「托葉(たくよう)」を見てみましょう。 なんだか、さっきの葉っぱとはちがって、「托葉(たくよう)」のふちには「腺点(せんてん)」がありません。 |