展覧会(てんらんかい)では、"しょこにゃ"さんに会うこともできました。しょこにゃさんも樹(き)が好きで、樹(き)の関係のお仕事をしています。とても明るくてハキハキした人です。
会う前に、メールや掲示板(けいじばん)でお話をしていたので、初めて会った感じがしませんでした。しょこにゃさんに「あの人が平岡(ひらおか)先生よ。」「あの人が御蔵島(みくらじま)の課長さんよ。」と、教えてもらいました。
しょこにゃさんとお話したあと、高橋さんがまだ大人の人とお話しているので、ひとりで平岡(ひらおか)先生の絵をみました。先生の絵は、図画工作の時に使う絵の具ふでではなくて、植物のくき(アシみたいな植物で、ストローのように中身のないもの)をななめに切ったものを使って黒い色で下絵を描(か)き、その上から水さい絵の具でぬ
っていくのだそうです。そうしないと、樹(き)の「生命観(せいめいかん)」を あらわすことができないのだそうです。そして、山の中など、大きな樹(き)が生えているところでかくので、早く絵の具がかわく、水さい画になったのだそうです。
2000本の大きな樹(き)を描(か)いた記念に、画集が作られていましたが、やっぱり先生が描(か)いた本物のほうが、迫力(はくりょく)があって樹(き)のようすがよく分ると思いました。
ふでじゃないもので絵を描(か)いてみるのも、おもしろいかもしれませんね。
その1 その2 その3